こんにちは!スタープレインの堀・津久井です。
休校が長引いていますね。また
「この機会に9月入学にしよう」
という案も出てきたりして。
そもそも「共通テストはどうなるの?」などの不安もあり、
今年の受験生は振り回されっぱなしです。
いずれにしても
今年の大学入試は例年と同じスケジュール感では痛い目を見る!
ということだけは確実です。
そこで今回は、この先を見据えた学習の注意事項をまとめていこうと思います。
1と2を堀が、3を津久井が担当して買いています。
受験生でない高校1、2年生や中学生の方も是非参考にしてくださいね。
昔から
夏休みは受験の天王山!
と言われています。
でも、今年は新型コロナウイルスの影響で本来なら夏休みの期間まで学校がある可能性が高いですよね。
例年ですと、受験生の学習プランとしては
- 1学期まで → 全範囲の基礎を固める/志望校の傾向を知る
- 夏休み → 弱点分野の補強/思考力の養成
- 2学期以降 → 過去問研究/共通テスト対策へ移行していく
というのが一般的です。
理社は少しずれこむ人が多いですが、理社も含めて上のスケジュールが理想的です。
夏休みが短縮されることになれば、上記の夏休みにやるべき部分を前倒しにしなければいけません。とすると
- できるだけ早く基礎固めを終える
- 過去問を最低1年分は解く
- 理社が遅れているなら優先して7月中には全範囲を終える
といったことが目標になってくるでしょう。
「夏休みになったら本気出す」いやいや遅すぎます!
いまが夏休み!と思って勉強するくらいがちょうどよいと思います。
学習管理SNS「Studyplus」がユーザー約2万3000人を対象にした学習データ調査とユーザーの意識調査を実施したところ、1人あたり勉強時間が
新高3生は昨年同月比41.0%アップ
新高2生は昨年同月比41.7%アップ
という結果が出たようです。
いまがチャンスと思っている人たちこの機会にしっかりと学習を進めている
ということですね。遅れをとらないようにしっかりと学習を進めましょう。
スターブレインでは現在、基本的にはいつも通り対面で、希望によってはオンラインで通常通り授業を実施しています。その中である生徒さんから
- やらないといけないのは頭ではわかっていてもモチベーションを保てない
- 生活リズムが乱れてしまっている
という相談がありました。
例年ですと5月に受験生の第1回目の全国模試があり、そこで自分の位置を把握することができますが、今年はその模試もありません。
中々、モチベーションを保てないのも理解できます。
ただ自分だけでウーンウーンと悩んでいても仕方ないので、何か行動を起こしましょう。
上記の彼の場合は
- 週ごとの学習計画をより細かく毎日の学習計画にし、毎日報告する
- 友人を巻き込んでオンライン自習
という2つの手を打ちました。
スターブレインでは
受験までの長期計画を一人ひとり立て、
それを週ごとの計画に落としこみ毎回の授業で振り返り次回へ活かす
ということを実施しています。
学校がなくなると曜日感覚も薄れ、「いつまでに◯◯を終わらせる」などの目標が希薄になるようです。そこで
できるだけ細かく計画を立て、日々いまの状況を確認する
ことがポイントです。
これで、気付いたら好きな科目ばかりやってしまっていたなどの事態は回避できるでしょう。できれば、誰かに確認してもらえるといいですね。
「Studyplus」のような学習時間管理アプリでもいいでしょう。
友達と報告しあうのもよいでしょう。
2点目は自主的に実施してくれたことで、彼の成長に驚いています。
やはり友達の影響というのは大きいんですね。改めて実感しました。
具体的には
zoomなどのビデオ通話ソフトで複数人をつないで、
一斉に同じ大学の過去問を解く
ということをしているようです。
同じ問題を解いて教えあったりすることも有効だと思います。
中々友人を誘いにくいという人は、youtubeで「study with me」と検索してみてください。
勉強しているところを動画で投稿している人たちがいます。
うーん、効果があるかは人それぞれだと思いますが(笑)。
「まわりは勉強しているんだ」ということが分かるだけでも違うかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。
特に受験生はある時期からどこを受験するにも必要な基礎力を身につけることから、自分の受験する大学にあった学習にシフトしていくことが合格のキーになります。
ブログ「合格者インタビューから見えてきた「合格に必要なこと」」もご覧ください。
学校は友人と会うことでモチベーションを高められる、といったメリットもある反面、自分の志望校にあった学習を進めていく上では、時間的な制約が大きくなります。
- いまやるべきことを決め、実行し、振り返る
- モチベーションを保てる環境作り
この2点がお話のポイントでした。いまが学習を進める大きなチャンスです。
3つ目の項目は津久井がまとめます。
1つ目で「今年は夏休みがない」を
2つ目で「モチベーションの保ち方」を
お伝えしました。
最後の項目は
じゃあ、何をすればいいの?
についてお話をしましょう。
結論を先に言う、すべきは次の3つです。
1.敵を知る(過去問を解く)
2.己を知る(得意・苦手分野を知る)
3.”具体的” なプランを立てる
それぞれ簡潔に説明します。
1.敵を知る(過去問を解く)
兎にも角にも「過去問」!
これがなかなか伝わらないんですね。
本来、過去問は「春休み」「夏休み」の両方で解くべきです。
春休みは、ゴールを知ることが大事。
今から勉強しようとしていることが
果たして合っているのか?
その答えは、過去問にしかありません。
長文しか出ない中で
文法の問題集を何巡もすることに意味があるのか?
ターゲット(単語帳)をやるといっても
Part 1〜3までのどこを重点的にやるか?
意外と聞かれている語彙は
偏りがあるものです。
繰り返しますが、全ての答えは過去問にあります。
2.己を知る(得意・苦手分野を知る)
具体的に考えてみましょう。
受験科目はわかりやすく3科目(英語、数学、物理)で
合格最低点が65%だとしましょう。
あなたなら、どうやって合格しますか?
一番単純なのは、全ての科目で65%以上をとることです。
でも、大学によっては、科目によってクセがあるところもあります。
数学はどれだけ頑張っても50%強がいいところ。
じゃあ、英語と物理で稼ぐしかない。
となると、英語70%、物理70%で勝負しようかな、、、
のように科目ごとの得点率を意識することが大事です。
また、科目によっての配点も重要な情報です。
例えば、東京理科大・理工学部では次のように配点が違います。
・物理科 : 英語100点、数学100点、理科100点
・数学科 : 英語100点、数学200点、理科100点
また、グローバル方式という入試形式では
英語は外部試験を利用します。
結果、配点は以下のように変わります。
・物理科 : 数学150点、理科150点(英語は外部試験)
・数学科 : 数学300点(英語は外部試験)
結構変わりますよね?
まとめると、【合格最低点】と【配点】を考えて
科目ごとの優先順位を決めること。
3.”具体的” なプランを立てる
さあ、過去問を知り、自分の攻め方を考えたら
どう実現するかの問題です。
プランに関しては過去のブログでも述べているので
ぜひ見てください。
上記に加えて、プランで大切なことを1つ。
プランを立てるときには、
より明確に
より具体的に
立てましょう!
(特に数値化)
「明日は単語をやろう!」
ではなくて
「単語を◯◯個覚えて、チェックで80%取れるようにする!」
「問題集Aをやろう」
ではなくて
「今日は問題番号◯〜◯をやって、明日は‥」
こうやって、具体的な数字に落とし込んでいくと
プランの良し悪しも具体的に見えてきます。
そうすると「カイゼン」もしやすくなり
実現性の高いプランが作れるようになります。
さあ、今は時間が有り余っているときです。
ゲームをしたり、マンガを読んだり
いざ勉強しようというときに
部屋の掃除をしたくなったりと(笑)
普段はできないことがたくさんできます。
だからこそ
ゴールと現状を明確にして
具体的な行動に移していきましょう。
では!