こんにちは。Star Brain Academyの平田です。
わたしはStar Brain Academyを卒業後、4年間の大学生活を終え、現在大学院生をやっております。
今回は、昨日・今日と行われている共通テスト・世界史Bを解いた感想をお伝えします。
今年の共通テストを解いた感覚としては、やや易化したように思いますが、本番の会場でやるのと、自分の部屋で解くのとでは全然違いますから、会場の受験生の感覚としては例年通りと思ったかもしれません。
1. 誤答を選ぶ問題が出題されなかった
通常は「選択肢の中から誤った文章を選ぶ問題」が出題されますが、今年は出題がありませんでした。このような誤答選択問題は、センター試験・共通テストにおける引っかけ問題パターンの一つです。問題文をしっかりと読むことは二次試験だけでなく、これから先の人生で大切になることです。特にこれから二次試験が控えている受験生は、特に注意してくださいね!
来年以降に受験する高校生へのメッセージとしては、「正しい知識を正しく覚える」ことを意識しましょう。問題集や過去問を解く際には、「すべての選択肢について正しい文章に訂正する練習」をしましょう。
2. 資料読解と思考力
共通テストからは思考力が問われる問題になったとニュースで聞いたことがあると思います。その傾向は今年の世界史においても表れており、資料読解やグラフから読み解く問題や、正解の選択肢をマッチングさせる問題も多く出題されていました。
世界史の二次試験対策を行っている受験生の場合は、その深い知識を頼りに頭の中で冷静に組み合わせ、見直しを2回するようにしましょう。深い知識を持っている場合、大抵の問題はそこまで思考力を必要とせず解ける問題だと思います。
来年以降に受験する高校生へのメッセージ、特に二次試験でも世界史を使う予定のある受験生は、「二次試験に必要な深い知識を獲得する」「過度に二次試験の過去問対策をするのではなく、満遍なく深い知識を獲得する」ことを意識しましょう。一方で、国立理系志望の受験生などは、センターさえ乗り切れれば… というスタンスだと思います。そのような受験生は、「年代(タテ)・地域(ヨコ)の繋がりを意識」して学習しましょう。
3. 来年以降に受験するみなさんへ
世界史Bを共通テストで使う予定のみなさん全体に言えることは、共通テスト対策は11月くらいからで十分だと思います。しかし、これは11月から社会の勉強をするのではありません。
特に二次試験でも世界史を受験する予定のみなさんは、「年代(タテ)・地域(ヨコ)を意識して深い知識」の獲得を目指しましょう。夏休み終了までに通史を終わらせるイメージが良いと思います。
一方で、国立理系志望など、センターさえ乗り切れれば良いという受験生は、理系科目に重心を置きつつ、夏休み終了までには通史を終わらせましょう。そして、薄く広く、各年代、各地域の事柄を関連づけて記憶することが重要です。
今回は、共通テスト・世界史Bについて書いてみました。今年受験した皆さん、お疲れ様でした。二次試験も頑張ってください!
そして高校2年生の皆さんは1年間の計画を立てて頑張っていきましょう!