こんにちは! Star Brain Academy の津久井(つくい)です。

前々回で「コア単語」前回は「時事単語」について話をしました。 今回は次回以降話をする予定の具体的なオススメ単語帳・熟語帳の前に「暗記で陥りやすい罠」について話をしていきます。

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皆さんが、単語・熟語、さらには他の暗記事項をやっている際に必ずと言っていいほど陥る内容です。 逆に言えば、今回の内容は「みんながそう」であることも大事なことです。「自分だけかも…」と悲嘆にくれずに、「みんな同じなんだから、自分も大丈夫」と考えてもらえるとうれしいです。 では、早速、参りましょう♪

単語・熟語暗記の注意点

単語・熟語帳を覚える時に、誰もが陥る罠の話をします。まずは次の「心の声」に耳を傾けてみましょう。自分もそうだと思える節があるのでは!?

「この前模試受けたけど、この単語覚えたはずなのにって単語が一杯出てきて萎えた…」
「単語って覚えても、いざという時に使えないからダメだな」
「自分は暗記が苦手だから無理」

単語を覚えるという一見地味な努力をしても、成果が見えないとなかなか続かないものです。

その気持ちよ〜く分かります! つくい自身も、単語を覚えるのは常に後回しにしていましたし、毎年のように上記のような相談(愚痴?)をしてくる生徒はいます。 特に、模試で結果を出そうと思っていても、覚えたはずの単語の意味がでないと嫌にもなるってものです。 そして、多くの人はここで犯人探しを始める。

「自分の努力が足りなかったからだ…」
「暗記の方法をえなきゃ」

と思ってくれる人はいいのですが、

「あの単語帳はダメだな」
「前から思っていたけどこの単語帳って覚えにくいんだよね」
「やっぱりネットで見たあの単語帳の方がいいんだ…」

と犯人を単語帳のせいにし始めると危険指数最大値!

断言しよう! こういった考えをする人は、2ヶ月後にも同じ事を言っている!! だって、つくいはしていましたから(笑) 前回の記事で話ましたが、「完璧な」単語帳なんてのは存在しません。

やり始めた時は、「画期的なやり方だ」「このやり方が自分に合っている」と感じたとしても、慣れと言うか、ダレと言うか、ある程度の時期が経つとその気持ちが消えてくる。 最初は、出来る部分に意識が向きますが、徐々に出来ない部分に目が行くようになって、不満が爆発する。そのキッカケが模試になっているだけです。

そんな気持ちが頭をよぎった時は、次の心理学の言葉を思いだしてください。津久井が大学の授業で学んだことです。

A self-serving bias refers to individuals attributing their successes to internal or personal factors but attributing their failures to external or situational factors. (Wikipediaより引用)

「自己奉仕バイアス:人は、成功は自分の実力と過信するが、失敗は環境のせいにしがちだ」 チクリときますね〜 でも、人間ってそう言うところあるよな、とも思えます。

単語帳・熟語帳ってのは、本屋さんに並んでいる時が完成形ではありません。買ってから自分なりにアレンジして、初めて本物になります。なので、今持っている自分の単語帳・熟語帳を信じて、良いところは吸収し、ピンと来ない部分は自分でアレンジしてみましょう。そうすれば愛着も沸くってものです。

最新のスマホを買っても、電話しかしていないのなら意味ないですよね? お気に入りのケースを買って、いろんなアプリを調べてインストールして、壁紙も変えて…ってみんな何かしらアレンジしているはずです。

単語帳とも同じように付き合ってみるといいのではないでしょうか? みんな同じようなことで悩んでいるんです。でも、そこから先に進めるかは、一歩踏み込む勇気とアクションを起こせるかです。

今回のまとめ

本屋の単語帳・熟語帳は、未完成! 自分でアレンジしてmy 単語帳・熟語帳を作ろう!!今回はここまでです。 次回は、「暗記のスモール・ステップ(あなたはどの段階?)」について話します。

ちなみに、次回は「でも、どうやってアレンジするの?」という疑問にお答えするために、アレンジ方法を載せていく予定です。 See You Next Time!