こんにちは!
Star Brain Academy の平田(ひらた)です。
今回も津久井さんに代わり平田が担当します。よろしくお願いします!
応援ブログ第11弾は、「日本語のチカラ」です。
それでは始めます!
普段は英語や中国語など母国語以外の言語を取り上げてブログを連載していましたが、今回は母国語である日本語について書いていきたいと思います。
まず簡単な質問ですが、世界にはどれくらいの言語があると思いますか?
方言などを言語とカウントするかによって大きく異なるようですが、少なくとも3,000語はあると言われています。
国連に加盟している国は193カ国ですから、その多さがわかると思います。しかし言語はグローバリゼーションやマイノリティの迫害により急速に減少していると言われており、言語と少数民族との間には大きな相関関係があります。
現在の世界の母語人口のトップ5 (The Penguin FACTFINDER(2005))を見てみると、中国語、英語、スペイン語、ヒンディー語、アラビア語がランクインしています。元々の人口が多い国や移民、宗教の影響などによって世界中に話者がいる言語がランクインしていることがわかりますね。
つまりこれらの言語はしばらくの間は消滅する危険性はなく、これからの時代の中心となり続ける言語です。
私は東南アジアを中心とする法学生と関わる機会があり、半年に一度の割合で海外で行われる総会に出席しています。そこでいつも感じることは、「とりあえずみんな英語ができる!」ということです。同い年の学生でしかも母語が英語ではない国々出身という同じバックグラウンドを持ちながら、圧倒的に英語ができることに衝撃を受けました。
しかし彼らが話す英語をよく聞いてみると、文法がぐちゃぐちゃだったり、特有の訛りがあったり、手段としての英語を確立しているように感じました。私自身、「手段としての言語」という考えを支持していますが、一つ疑問が出てきました。
「なぜ彼らはそんなに英語が話せるのか?」
もちろん国民性の違いによって、とりあえず思ったことをズバズバ言うので上達が速いとか、香港やシンガポールのように英語を使う環境にある地域があることは前提として理解していますが、それにしても日本人は英語を話せないと痛感し、このような疑問が出てきました。
そこで本人たちに直撃取材を敢行。そこで得られた答えは。。。
「日常生活で90パーセント以上英語を使っているよ」
やっぱそうですよねー。大学の授業はAll English。学生同士の会話もEnglish。さすがです。
しかしここで感じたことが一つありました。
「このような環境は日本にはないし、根付かない」
だからこそ海外留学を皆さんしたがるわけですが、これを裏から考えてみると、日本語文化がものすごく強い、ということだと思います。
海外の国では母国語を差し置いて英語などグローバル化の象徴である言語を使用するわけです。これは母国語が消滅する可能性が高まる、衰退するということと表裏一体で、そのことに危機感を持たなければならないのではないでしょうか。
民族と言語、そして付随する文化は関連しており、ローカルの言語を大事にすることは自分たちのアイデンティティを確立する一つの手段になると考えられます。
少し論点が散らばってしまいましたので、少しまとめてみると、日本は日本語文化が強く残り、それが一つの文化圏を形成するということです。
グローバル化が進行する現在、英語や中国語に加え、日本語を話せることが大きなアドバンテージになる可能性があるのではないかということを強く感じました。
そのためには綺麗な日本語を使うようにしていかなければなりませんね!
それではまた次回!