こんにちは。StarBrainの堀です。共通テストの話題が続いたので、
目先のセンター試験について書いていこうと思います。
受験生の皆さん、センター試験対策はもう始めてますか?
- まだ全範囲終わっていないから
- 2次試験・私大対策の方が先なんじゃないの?
- センター試験は簡単だから夏が終わってからでも間に合うんじゃない?
毎年センター試験が終わると、次の日くらいに問題を解いて思います。
「やっぱりセンター試験は難しいなぁ、
もっと早くセンター試験対策をするように授業で言えばよかった!」
ついつい2次試験、私大の対策ばかりに気を取られて、
センター試験対策が後手にまわってしまう受験生が多いように感じます。
そろそろ始めませんか?センター試験対策
1.センター試験の早期対策メリット
センター試験対策に関しては
- 全範囲の基礎が網羅できる!
- 試験の時間配分の練習に最適!
などのメリットが挙げられます。
私大・2次対策ばかりをやっていると、つい特定の単元ばかりを学習してしまうことが多いです。
すると、あまり触れていない単元が疎かになってしまい、バランスの悪い成績になってしまったりします。
学校の定期テストはよくできるのに、模試ではできないような場合には、上記のような状態になっている
ことが多いように感じます。
センター試験は教科書範囲の基礎~標準レベルの問題が全範囲から満遍なく出題されます。
したがって、センター試験対策をすることで基礎となるベースをバランスよく鍛えることができます。
また、試験には戦略的に望まなくてはいけません。センター試験はその練習に最適です。
毎年ある程度、大問ごとのフレームが固定されているので
- どの問題から解くか
- ひとつの大問をどのくらいで解けなければならないか
- つまってしまったときにどのような行動をするべきか
などをシミュレーションすることができるわけです。
そして、センター試験できちんと目標通りの得点が取れれば
- センター利用で滑り止め校の合格が得られる
- 国公立ではアドバンテージが得られる (特にセンターの比率が高い場合はなおさら)
- センター後から第一志望校までの対策校が絞れる
などの特典つきです。
センター試験対策は早めにスタートするに越したことはありません。
2.センター試験対策の注意点
早期に対策をはじめることでメリットがたくさんあるセンター試験ですが、
実際に学習していく上での注意点をいくつか挙げておきます。
- 目的意識をもって演習をすること
- 過去問は指導要領の改訂に注意
- 記述は別途対策がいります
まず、1点目です。
「センター試験対策≠過去問を解くこと」
であることに注意しましょう。
もちろん、過去問による演習はとても重要ですがそれだけではいけません。
きちんと目的意識をもって過去問を使いましょう。
まず、1年分のセンター試験を通して演習してみましょう。
この1回目の演習の目的は、自分が何ができていて、何ができていないのかの確認です。
各単元ごとのできぱもちろん、各大問ごとにかけた時間、マークはどのタイミングでしたか、
マークミスはなかったか、ケアレスミスにしどのような種類のものがあったか、などをしっかり記録しておきましょう。
この自己評価をもとにできるだけ具体的な目標を立てます。例えば
- 7月末までに得点率85%を超える
- ケアレスミスを2ヵ所以内に抑える
- 大問2は10分以内に終わらせる
などです。具体的かつ客観的であれば、評価がしやすく改善もしやすくなると思います。
あとは定期的に演習を繰り返し、目標を達成するには何をすべきかを考え、実行に移せば完璧です。
ただ中々自分で設定し、行動に移すのは難しいですからしかるべき人に相談したりするとよいと思います。
2点目ですが、2014年度以前のセンター試験は旧課程からの出題です。例えば数学Ⅰ・Aではそもそも
全体のフレームが現在とは異なります。したがって、共通している設問を学習するのは問題ないですが、
通して時間を計って演習できるのは2015年度以降のセンター試験になります。
数学Ⅱ・Bはほとんど変化していないので、2014年以前のものも通して使えます。
このように、科目によってそのまま使えるものをあるでしょう。
数学Ⅰ・Aに関しては過去問がなくなったら、マーク模試の過去問集に移った方がよいと思います。
さて、最後ですが、センター試験はすべての問題がマーク式です。
志望校や科目にもよりますが、記述式の答案の訓練は絶対に別途必要になります。
「とにかく正しい答が出ればよい」という姿勢ではいけません。
センター試験がいくら重要だからといって、そればかりをやるのもまたおすすめできません。
何事もバランスが大切です。
さて、これを読んでいるあなたがもし次のセンター試験を受けるのであれば、
この記事を読んだらすぐにセンター試験対策の予定を立てましょう!
次回は、数学について具体的な対策を見ていこうと思います。お楽しみに!