こんにちは。Star Brain Academyの平田です。

 

わたしはStar Brain Academyを卒業後、4年間の大学生活を終え、現在大学院生をやっております。

今回は、以前連載を続けていたブログの最終回、「英語の民間試験について比較」をしていこうと思います。

それでは始めましょう!


最終回の今回はIELTSについて書いていきたいと思います。

 

【IELTS】

9.0満点の試験です。内容はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの全4技能で、それぞれ9.0点満点で採点され、その平均点がIELTSの試験結果となります。

留学を目指す人、大学に証明として出さないといけない人、国際的な仕事につくための証明として受ける人が多いように思います。

キーポイントになるTOEFLと違いをまとめておきましょう。

1. 試験時間

TOEFLは午前中から始まり、途中10分の休憩を挟んで3時間30分程度試験が続きます。しかし、IELTSはスピーキング以外を午前中に終わらせ、ちゃんと昼休憩を挟んでor翌日にスピーキングの試験があります。そのため、心を落ち着かせてからスピーキングを行うことができます。

 

2. 試験形式

TOEFLのスピーキング試験はコンピュータに音声を吹き込みますが、IELTSは試験官との対話形式で行われます。どちらも対策方法があるので、あとは個人の好みになると思います。

また、他の3技能においても、TOEFLは全てパソコンを使って回答しますが、IELTSはペーパー試験です。パソコンを使ったIELTSもあるそうですが、まだまだペーパーベーストが主流です。これもかなり個人差が出る部分だと思います。

 

他にも細かな違いはありますが、以上2点は大きな相違点として挙げられます。

【IELTS攻略のカギ】

1) 前日はよく寝て、早く会場に着こう

TOEFLと時にも書きましたが、前日は早く寝ましょう。当たり前のことですが、前日にたくさん詰め込んでも次の日になったら大抵のことは忘れます。またIELTSレベルの試験になると、基礎的な力が測定されるため、付け焼き刃では対処できません。そのため前日は早く寝て、試験当日はすっきりした状態で迎えることが大切です。

そして会場には早く着きましょう。IELTSはTOEFLと違い全員一斉に試験が開始されるため、試験開始時刻に会場に到着していれば受験できます。しかし、入室前の本人確認や、持ち物制限による控室での作業など、試験前にやることが色々あります。また、大学入試にも言えることですが、当日は早く行って会場の雰囲気にいち早く慣れることが、試験で最大限の力を発するための準備の一つといえます。

私の場合、、、会場まで電車で一時間ほどかかるため、かなり早く出発し、30分程度前につく予定で会場に向かいました。会場も駅前でわかりやすいところだったので余裕を持っていましたが、いざ建物に着くと入り口が見当たらず、ビルの周りをグルグルグルグル。結局2分前に入室しました。起こらないと思っていても、このようなハプニングが発生することもあるんです。

 

2) 時間配分の大切さ

TOEFLと同様に、自分の得意不得意分野を知っておくが大切です。それにそって対策をとるべきですし、時間配分を考える必要があるように思います。これを予め決めておくことで、試験中のパニックを最低限に抑えることができます。そのために次に書く、「過去問を知り尽くす」ことが大切です。

試験中には様々な予期せぬことが発生します。試験の傾向が全く異なっている場合もあります。しかし、ここの部分は配点がこれくらいだから、少し間違えてもあとで取り返しがきくなど、心を落ち着かせることができます。

なんと言っても試験中の心の乱れが試験の最大の敵です。様々なことを予め想定しておくことが本当に大切です。

 

3) 過去問を知り尽くす

IELTSではTOEFLと同様に、ある程度聞かれやすいトピックなどが決まっています。そのため、それらを中心にカバーすることが大切です。確率論ですが、試験という性質上確率論を基に勉強計画を立てることが大切です。

それと同時に、どのように間違えたのか、どのタイプの問題を間違えるのかなどをきちんと把握して、対策することが得点アップの秘訣です。

これは大学入試にも非常に言えることです。過去問の解きっぱなしは一番意味がありません。過去問を解くだけでは無く、最大限活用して、最大の効果を発揮させましょう!

私の場合、、、最新版の公式対策本を1冊だけ買いました(結構値段が高いので)が、本番1週間前まではオンライン上で展開されている無料の模試や対策問題を解いていました。TOEFLと違ってIELTSは無料のコンテンツが充実しており、比較的お金をかけずに対策することができたと思います。ある程度形式に慣れてきたら、公式本で時間を測ってちゃんと解いたり、本番の時間と同じ時間にやってみたりと工夫をしました。

 

4) 実際に手を動かしてライティング対策をする

ライティング対策としては、必ず手を動かす必要があります。なぜならIELTSはTOEFLと違って筆記試験だからです。しかも鉛筆のみ。小学生の頃に戻った感覚で、鉛筆を使って文章を書く練習をしたほうがいいと思います。

 


今回はIELTSを受験する時の注意点、やり方について書いていきました。他の科目でもそうですが、自分のクセや得意不得意箇所を客観的に認識することがまず第一です。それに沿って勉強方法や問題の解き方を考える必要性があるでしょう。

そして何より、総合的な基礎力の向上が必要であるということには変わりがありません。なので、小手先のテクニックだけには頼らないようにしましょう。基礎力があってこそテクニックが通用することを忘れないでください。

しかし、TOEFLとIELTSは人それぞれ、やりやすさがあるように思いました。どちらの試験も受験料が高額なため、なかなか数をこなせないと思うので、まずは対策本やネットに上がっているサンプル問題を見て、どちらが自分にあっているかを判断して対策を練ることが戦略的だと思います。

 

以上で英語民間試験の比較シリーズは終了です。それ以外にも様々なブログを展開していますので、次回もお楽しみに!