こんにちはStar Brain AcademyのRです。

わたしはStar Brain Academyを卒業後、4年間の大学生活を終え、その後大学院へ進学した卒業生として、Star Brain Academyを振り返った内容のブログや、皆さんの学生生活を応援できるようなブログを書いてきました。

この度大学院を卒業し、博士号を取得できましたので、改めて大学院生活(完結編)を書いてみようと思います。

 

目次

大学院での生活

そもそも大学院は、修士課程2年と博士課程3年で構成されています(大学や分野によっては名称や年限が異なる場合があります。)。

文部科学省の資料(中央教育審議会大学分科会 大学院部会(第115回)「大学院関連参考資料集」)によると、令和5年の学士課程修了者の修士課程進学率は、全体で約11.5%のようです。分野別で見てみると、理学は44.3%、工学は38.6%が修士課程に進学するのに対し、人文科学は4.5%、社会科学は2.8%となっており、分野によって大きな差があることがわかります。

博士課程に進学する人は、さらに割合的には低くなっています。

このように、大学院に進学する人が少ない中で、大学院について知ってもらえればと思い、以前のブログ(https://starbrain.jp/blogs/23329/)や(https://starbrain.jp/blogs/23862/)で、大学院生活についてお伝えしました。

 

改めて要点を振り返ってみると、大学までは「勉強」がメインで、授業などを通して学ぶことがほとんどでした。また、あまり興味がなかったり、得意でない科目についても、学校を卒業するために必要ということで、単位取得が必要だったと思います。

しかし、大学院は研究をする場所なので、その点が大きく異なります。簡単に言えば、新しいこと・新しい知識や理論を発見していく作業になるので、「勉強」と「研究」は全くの別物であると言えるでしょう。ただし、いきなり新しいことを思いつくわけではないので、その基礎的な勉強などは必要になります。それらは、授業を通して学ぶことも多いですが、自主的に勉強していくスタイルが基本となります。

タイでの研究生活

私自身は、東南アジア・タイにある日本企業を対象とした研究を行っています。そのため、2022年に9ヶ月間、タイの大学に滞在し、現地調査をしたり、アンケート調査などを行う機会を得ることができました。

 

スターブレインアカデミーの先輩卒業生が当時タイで働いており、渡航中は何度かお食事に誘っていただきました♪

このように、海外で活躍するStar Brain Academyの卒業生もいらっしゃいます。

 

振り返ってみると、タイへ渡航するためのビザ取得や生活環境を整える準備、奨学金等への応募など、色々とやらなければならない準備がたくさんありました。また、コロナ禍による規制や制限が毎月のように変化するため、その対応にも追われた記憶があります。日本から離れて生活をすることは困難も伴いますが、今思い返せば、非常に刺激的で良い経験となりました。

このように、日本から飛び出して学こくに身を置いてみることは、きっと新たな気づきをもたらしてくれることでしょう

とはいえ、高校生や大学の学部生のうちに海外留学を必ずした方が良いとは個人的には思っていません。海外旅行に行ったり、短期留学程度であれば良いと思いますが、長期で留学を考えている場合は、留学で何をしたいのか(「この分野について学びたい!」「英語でコミュニケーションできるようになりたい」「あの国の文化についてもっと知りたい」)を明確にしてから、海外に行くことをおすすめします。

 

博士論文を書く

修士号や博士号を得るためには、修士論文・博士論文(総称して学位論文と言います)を書かなければなりません。特に博士論文は膨大な量になります。

基本的には研究成果を上げて20ページほどの学術論文にして世の中に公開していきますが、学位論文ではそれらの研究成果をまとめて、1冊の本を書くイメージで仕上げます。その際に、Star Brain Academyで培った「逆算」が威力を発揮しました。

学位論文の提出期日を設定し、そこに向かって、今、どの順番で何をしなければならないのか、うまくいかなかったときの時間調整ができているかなどを自分の中でしっかり組み立てることができました。そのおかげで、「学位論文をまとめる」という、自分の目標を達成することができました。

Star Brain Academyでは、大学受験の合格を目指して指導してくれますが、大学卒業後も続く長い人生に応用ができるツールや考え方を指導してくれる点で、非常にユニークな塾だと改めて感じました。

 

今回は大学院生活(完結編)についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。

私のように大学院に進む方は多くないかもしれませんが、私の経験談をもとに、Star Brain Academyに興味を持ってくれると嬉しいです。