こんにちは!
スターブレインの津久井(つくい)です。

今回は、スターブレイン式勉強法の1つである
集中学習
について紹介したいと思います。

 

「家だと勉強できない」「計画を立てても続かない」「長期休みになると、結局だらだらしてしまう」。。。
これは、多くの中高生にとって、とても自然な悩みです。

と同時に、それを目の当たりにしている保護者の方としても、
どう声がけをしたものかとお悩みのようですね。

保護者「勉強しないの?」
生 徒「今やろうと思ってたのに!!」

といったバトルが展開されることは想像にがたくありません。

 

勉強が進まない原因は、本人のやる気だけではありません。
大きく関係しているのは、
環境の設定、計画の立て方、そして振り返りの習慣
です。

 

スターブレインでは、夏休みやゴールデンウィークといった長期休みなどに
「集中学習」
という特別な学習プログラムを実施しています。

これは、ただ長時間机に向かうだけのイベントではありません。
自分で目標を決め、やることを細かく分け、集中できる環境の中で実行し、最後に振り返る。
その一連の流れを通して、勉強そのもののやり方を身につけるプログラムです。

 

講師の間では、冗談半分、本気半分でこの集中学習を
「精神と時の部屋」
と呼んでいます。

短い期間でも、普段とは違う密度で学ぶことで、生徒の表情や勉強への向き合い方が変わるからです。


集中学習とは?

集中学習とは、スターブレインが長期休みなどに実施している、
自分の課題に集中して取り組むための特別学習
です。

 

通常の授業のように、先生が説明して、生徒がそれを聞くだけの時間ではありません。

最初に行うのは、目標設定です。
「学校の宿題を終わらせる」「英単語を覚える」「苦手単元を復習する」「受験に向けて問題演習を進める」など、生徒によって取り組む内容は異なります。

 

大切なのは、ただ「勉強する」と決めるのではなく、
何を、どこまで、どの順番で進めるのか
を具体的に決めることです。

 

そのうえで、決められた時間の中で集中して取り組みます。

周りにも同じように勉強している生徒がいて、講師も近くで見守っています。
この「勉強するのが当たり前」という空気が、集中学習の大きな特徴です。


なぜ家では集中できないのか

「家ではどうしても勉強できない」という相談はよくあります。
しかし、それは本人が怠けているからとは限りません。

 

家は本来、休む場所です。
学校や塾で頭をフル回転させてきて、気を緩める場所。
家族と一緒に日々生活するベースとなる場所であるべきです。

しかも、家ではスマホ、ゲーム、マンガなど集中を妨げるものがたくさんあります。
つまり、「家とは、勉強の場所ではない」という意識も必要なのです。

 

一方で、勉強に集中するには、勉強に向いた環境が必要です。
そこで勉強に適した環境として、
「空間」「計画」「チーム(人)」
の3つが揃った環境を提供しています。

 

勉強するための最適な空間があること。
「何を」「どの順番で」「どうやるか」を明確にして進める計画があること。
そして、チームとして周りに同じように頑張る人がいること。

この3つがそろうと、勉強はかなり進めやすくなります。
集中学習は、この環境を意図的につくるための取り組みです。


スターブレイン式集中学習の流れ

集中学習では、まずその日の目標を決めます。
ここで大切なのは、目標を大きくしすぎないことです。
「数学を頑張る」では、何をすればよいのか分かりません。
「問題集のこの範囲を解く」「間違えた問題を解き直す」「英単語を何個確認する」のように、行動に移せる形にします。

 

次に、目標を時間ごとのタスクに分けます。
たとえば、5時間勉強する場合でも、5時間をひとまとまりで考えると重く感じます。
そこで、短いセットに分けて、「この時間は英単語」「次は数学」「次は学校の課題」というように整理します。

 

そして、実際に勉強した後には、必ず振り返りをします。
予定通りに終わったのか。
終わらなかった理由と改善案を考えます。

 

この確認が、次の学習に大きくつながります。


短時間集中で「できる量」を知る

集中学習では、短い時間で区切って集中する方法を取り入れています。

代表的なものが、
ポモドーロテクニック
です。
これは、25分集中して5分休む、というように、短時間の集中と休憩を繰り返す方法です。

 

長時間ずっと集中し続けるのは、大人でも簡単ではありません。
まして中高生が、何時間も同じ集中力を保つのはかなり難しいことです。
だからこそ、疲れ切る前に休憩を入れ、もう一度集中する形をつくります。

 

この方法の良いところは、集中力を保ちやすいだけではありません。
自分が一定時間でどれくらい進められるのか
が分かるようになります。

 

多くの生徒は、最初は計画を大きく立てすぎます。
「これくらいなら終わるだろう」と思っても、実際には半分も終わらないことがあります。
しかし、それは失敗ではありません。
自分の処理能力を知るための大切なデータです。

 

「30分でこの量ならできる」「暗記には思ったより時間がかかる」「数学は解き直しまで入れると時間が必要だ」。
こうした感覚が身につくと、普段の勉強計画も現実的になります。


振り返りで「自立心」を育てる

集中学習で特に大切にしているのが、振り返りです。
勉強は、やった時間だけで成長するわけではありません。
何がうまくいき、何がうまくいかなかったのかを確認することで、次の行動が変わります。

 

たとえば、「予定していた課題が終わらなかった」とします。
そこで「自分はダメだ」と考える必要はありません。
大切なのは、原因を分けて考えることです。

  • そもそも25分でやる予定の量が多すぎた
  • 途中で集中が切れた
  • お昼の後だと眠くなった
  • 分からない問題に時間をかけすぎた
  • そもそも理解が浅く1つ1つに時間がかかった

 

これらの作業には、時として講師がアドバイスをすることもあります。
しかし、それでも中心となるのは「生徒自身で考えること」です。
講師と話す中で、自分では気づかなかった原因にたどり着くこともあります。
そうやって徐々に「自分で考えて解決する力」を養っています。

 

原因が分かれば、次の計画に生かすことができます。
自分で考える習慣をつければ、一人でもできることが増えていきます。
これを繰り返すことで、少しずつ

やり切るための計画力と自立心
が育っていきます。

 

受験勉強では、この力が非常に重要です。
受験直前になってから、急に計画力が身につくわけではありません。
日頃から「決める」「実行する」「振り返る」「修正する」を繰り返している生徒ほど、受験期に強くなります。


自習だけで終わらない学び

集中学習は、自習だけの時間ではありません。
回によっては、講師によるグループ授業や特別講座も実施します。

これまでには、

  • スターブレイン卒業生の話を聞く(大学の話、受験の話)
  • MBTI(性格診断)を元に、自分を深く知るアクティビティ
  • 小論文講座(2億5000万年後の世界を想像してみる)
  • 思考力を鍛えるフェルミ推定(日本に電信柱は何本あるか?)
  • 古文講座(源氏物語の世界を知る)

などを行ってきました。
これらは、単に知識を増やすためだけの時間ではありません

 

  • 答えがない問いに対しても、自分で考えてみる
  • 人の意見を聞き、意見を元にもう一度考え直す
  • チームで協働して答えを作る

 

これらの流れの中で、生徒は自分の考えを言葉にし、他者の考えと比べながら、より深く考える経験を積んでいきます。
これは、推薦入試や総合型選抜、医学部面接、小論文だけでなく、これからの社会で必要とされる力でもあります。

スターブレインは個人指導を中心とする塾ですが、普段の授業でも生徒同士がコミュニケーションをとるように設計しています。
さらに長期休みにはあえて他学年・他校の生徒が交わる機会もつくっています。
普段とは違う人と一緒に学ぶことで、良い刺激が生まれるからです。


集中学習で身につく力

集中学習で身につく力は、単なる学習時間の確保だけではありません。
もちろん、まとまった時間を勉強に使うことは大切です。

しかし、それ以上に大きいのは、
自分で勉強を進める力
が育つことです。

 

  • 自分に必要な課題を見つける力
  • 課題を小さく分ける力
  • 決めた時間で集中する力
  • うまくいかなかった時に修正する力
  • 「これだけやった」という達成感を自信に変える力。

 

これらは、どの科目にも共通する土台です。
英語にも、数学にも、国語にも、受験全体にもつながります。

勉強は、ただ時間を増やせばよいわけではありません。
しかし、時間をかけなければ見えてこないものもあります。
集中学習では、勉強時間を確保しながら、その時間の使い方も同時に鍛えていきます。

 

長期休みは、差がつく時期です。
なんとなく過ごせば、あっという間に終わります。
しかし、環境を整え、目標を決め、集中して取り組み、振り返ることができれば、大きく成長する時間になります。

 

スターブレインの集中学習は、そのための
「精神と時の部屋」
です。

短い期間でも、自分の課題と向き合い、やり切る経験を積む。
その経験が、次の勉強への自信になり、受験本番で自分を支える力になっていきます。