こんにちは!
Star Brain Academy の津久井(つくい)です。
今回は「これからの英語の話をしよう」の連載5回目です。
前回は「次回はオススメ参考書!」とお知らせしたのですが、
新型コロナウイルスで勉強にも影響が出ているとの声を
チラホラと耳にしました。
そこで、急遽内容を変更して
外出自粛下でも「フリー」に勉強できるツールを
紹介します!
ちなみに、ここでの「フリー」とは
・場所などの制約を受けない(自由)
・料金がかからない(無料)
という意味で紹介しています。
フリー(自由+無料)な勉強法といっても
たくさん候補はあります。
・動画で勉強(予備校などの動画もアップされています)
・インターネットで勉強(勉強法などもありますね)
・すでに持っている参考書や問題集(実はこれもフリー)
本音を言ってしまうとですね、
勉強さえすれば手段はなんでもいい
のですが、、、
今回は、上に挙げたものとは違い
次の条件を3つ満たしたフリーツールを
紹介します。
その条件とは、
・効果的なコンテンツ
・興味の幅が広いこと
・継続性がある点
効果・興味・継続性の3つの頭文字をとって
「フリーツールの3K」と呼びます!
英語教師なのに、日本語の頭文字です!(笑)
具体例は次の項目で、いくつか紹介しますが
ここでは、3Kに至った経緯を話しましょう。
2020年度の試験から
「共通テスト」が実施されます。
詳細は、共通テストを紹介したブログをご覧ください。
民間試験の導入は頓挫しましたが
英語の試験は、
読解100点、リスニング100点
と大きな舵切りをしました。
ちなみにこれまでは、
読解200点、リスニング50点です。
これまでも、やれ「4技能だ!」だの
やれ「アウトプットだ!」だのと
色々と改革を求められていた
日本の英語教育ですが、
ちょっとばかり本腰を入れた
というところでしょうか。
ところが、さて困ったぞ。
実のところ、リスニングというものを
ちゃんとした形で研究したことは
ないんですよ。。。涙
というのも、中学の時に
ビートルズやカーペンターズなどの
洋楽にハマり、音楽ベースで英語に触れていたので
「リスニング=研究」という視点がなかったのです。
その中で、例えば
Let it be.で発音(ついでに語法も)
耳コピしてきてしまいました。
(今だとLet it go.ですかね?)
まあ、”英語あるある” ですね。
しかし、時代の要請ということで
津久井も本腰を入れて研究に
着手したわけです。
しかし、また問題が!
「自分、めっちゃ飽きやすいやん!」
という大問題(笑)
そこで生まれたのが
先ほどの「フリーツールの3K」
なのです。
こんな自分でも続けられるものは何か?
どうすれば楽しくできるか?
そんなことを考えながら
自分を実験体として
探してきたオススメツールです。
さて、ということで
・効果的なコンテンツ
・興味の幅が広いこと
・継続性がある点
の3つをクリアしたツールを紹介します。
先に断っておきますが、
ここで紹介するツールは
全て【スマホのアプリ】です!
コンテンツの幅が広いことはもちろん
スマホは中高生にとって
スマホの機動性は大きいです。
上手く使えばこれほど強いツールはありません。
それでは紹介していきましょう!
(名前の後ろのリンクでダウンロードページに飛びます)
1.Redkiwi(Android)(iOS)
オススメ:★★★★★
学習効果:★★★★★
機 能 性:★★★★★
これは、本当にオススメです。
正直、これ一択でもいい!
コンテンツは、YouTubeなどの
動画サイトをベースにしています。
なので、コンテンツの幅が広い!
次に、効果が高い理由です。
最初に動画を聞きます。
その際、英文・日本語訳の表記は自由自在。
その後の2回目で、音声を聞きながら
話している単語を選択します。
ここが大事で、何を言っているかを
アウトプットしようとすることが
リスニング力強化に役立ちます。
とは言っても、スマホで
英単語を打ち込むのは大変なんですね。
でも、このアプリは
単語を選択するだけでいいのです。
このちょっとした差が
「継続性」を高めるのです。
内容もアニメ(アナ雪など)から
ドラマ、有名なスピーチなど
多岐にわたるものなので
好みの内容もあるはずです。
さらに!
わからない単語がある場合は
その単語を “ポチッ” と押せば
辞書が起動されます。
この辞書検索機能って
非常に大事なんですね。
2.英語ニュース リスニング(Android)(iOS)
オススメ:★★★★☆
学習効果:★★★☆☆
機 能 性:★★☆☆☆
先ほどのRedkiwiには劣りますが
何気に毎日使っているアプリです。
この最大の特徴は、
時事的な英文のリスニングができる
ことですね。
1日何回も更新されており
本日(3月30日)だと
「100日後に死ぬワニ」の
話題が入っています。
その他、「コロナ関連」が
毎日のように流れており
時事単語もバッチリ!
英文は30秒から1分程度なので
ササっと聴ける長さです。
英文はブロックになっており
聴きたいブロックをクリックすると
そのブロックだけ再生することもできます。
英文を読むスピードも変えられるので、
聴きやすいスピードで練習もできます。
ただ、残念なのが
単語検索機能がないことです。
まあ、更新コンテンツが多いので
単語検索機能をつけるのが
大変なのかもしれません。
その意味では、
中級者以上のアプリと
言えるかもしれません。
3.Lyrics Training(Android)(iOS)
オススメ:★★★☆☆
学習効果:★★★☆☆
機 能 性:★★☆☆☆
最後は、音楽でリスニング!
学習効果、操作性はそれほど高くないのですが
好きな音楽で学べるというのが大きいですね。
音楽アプリだけあって
ジャンルは様々。
この画像は昨年映画にもなった
「ボヘミアンラプソディ」です。
歌詞の所々に空所があり
正しい歌詞を4択から選びます。
これで楽しみながら
歌詞を入れつつ、リスニング力も
高められます。
ただ、日本語訳がないのが残念、、
あと、辞書機能もないです、、、、
ここまでアプリを紹介しましたが、
最後に1つだけ、おすすめサイトを紹介!
番外編.あいうえおフォニックス
オススメ:★★★★★
学習効果:★★★★★
機 能 性:★★★★☆
フォニックスとは
発音とスペリングを一致させる学習法です。
(フォン(phone:音)と同じ語源です)
英語圏の子どもなら
小学生の時に習っていることですが
日本でフォニックスをやることは
あまりないですね。
このサイトもすごいです!
何がすごいかと言うと
アメリカ在住の作者が日本人向けに
フォニックスを作っている点です。
その名の通り「あいうえお」で
分けて説明しています。
(今は子音などの説明も追加されています)
先ほども話しましたが
アメリカ在住の日本人が
日本人のために解説をしているので
とにかくシンプル!
例えば「ア」の発音。
日本では「エの口をしてアと発音」などと
細かく指示されますが
あいうえおフォニックスでは
「方言があるんだから、
アはアって発音!」
と半ば投げやり(笑)
でも、そのくらいざっくりな方が
中高生には良いかもしれないですね。
津久井は、発音の説明の良し悪しを
” r ” の説明で判断していますが
この ” r ” の発音も秀逸ですよ。
興味があれば見てください。
さて、これまで4つのツールを紹介しましたが
自分のスタイルに合っている方法
を探すことが、何よりも大事です。
外出自粛で時間もあることですから
色々と自分で試してみてください。
それでは!