7月の異常な暑さもなくなり、過ごしやすい日々が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

Star Brain Academy の建島(たてじま)でございます。

 

最近、生徒さんを指導していて思うことがあり

このブログにしたためております。

 

数学で立体の問題が苦手な高校生。頭の中で立体を描くことが出来ません。

一方、立体の問題が得意な高校生。頭の中で描いた立体をクルクル回したり切ったりしています。立体の問題が苦手な高校生は、中学の時は立体の問題が苦手な中学生で、小学校の高学年でも立体の問題が苦手な小学生だったそうです。

 どの年齢からこの差が出来るのかと思い、小学生を教えるチャンスがある度に気をつけて見ていました。差が出始めるのは小学校低学年。何が原因かと推察するに、生活の中での実体験の無さに起因するようなのです。

 早速聞き取り調査。「幼稚園から小学校低学年の頃の生活について」調べました。ざっくりとした結果なのですが、立体を頭の中で描く事が苦手な子は、幼少期に公園や自然の多い外で遊び回る経験が少なく、家の中でも積み木遊びや、粘土で遊ぶなどの思い出が希薄。家の中でテレビを見たり、ゲームをすることが多かったようです。また、因果関係は不明なのですが、立体の問題が得意な子は、家での手伝いの役目(お風呂の掃除やお湯を入れる。夕食の配膳。お使い。等)が決まっていて、きちんと守るように言われていたそうです。

何だか奥の深い問題で、考えさせられてしまいました。