こんにちは!

スターブレイン アカデミーの津久井(つくい)です。

 

前回から「英活ブログ」シリーズを書いています。

なお、ここで言う「英活」とは「英語の活用法」の略です。

 

まずは、前回のまとめを確認します。

 

・“正しい”英語の勉強法なんてありません!

・自分にとって“ベスト”な勉強法を探しましょう。

・あなたは「多読派」「構文・語彙派」「長文派」のどのタイプですか?

 

詳細は前回のブログで述べているので、興味のある人はそちらをご覧ください。(>>> 英語力upの秘訣

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英語を伸ばす4つの要素

さて、今回のタイトル「英語力が4倍upする長文学習法」にあるように、このブログから3回に渡って英語力を伸ばす4つの要素を説明します。

 

ここで質問です!

question_in_the_sky

「英語力を伸ばす4つの要素」とは何でしょうか?

 

あまり難しく考えなくても大丈夫です。

みなさんが、「よしっ、英語勉強しよう!」と思った時に、何から手をつけますか?

英語の成績が伸び悩んでいる時に、どういった点を改良しようと思いますか?

 

そういった視点で考えてみてください。

それでは、thinking timeです!

clock

T

H

I

N

K

I

N

G

T

I

M

E

!

 

いかがでしたか? 人によって答えは違って良いですし、それこそ「絶対にこれ」というものがあるわけでもありません。

ただ、こういったことを考えてみると、自分の行動や学習を振り返るいいキッカケになると思います。

 

私が予備校の授業で話している「英語力を伸ばす4つの要素」は次にあげるものです。

 

  1. 語彙    = 知識

  2. 文法・構文 = ルール

  3. 論理    = 思考

  4. スキーマー = 教養

 

以下、この4つについて説明していきます。今回は【1.語彙】について。次回で2〜4を扱い、次々回で英文を用いて具体的な方法を提示します。

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1.語彙=知識

誰に聞いても、必ず返ってくる回答が「語彙力」。もっと言えば「単語・熟語」ですね。文章を構成する最小単位である以上、これらが抜けていると、どれほど思考力があっても英文は読めません。

 

◆必要最低限の語彙力は、2000語

ちなみに、みなさんはどの程度の語彙力が必要だと思いますか?

もちろん、ゴール(志望大学、TOEICの目標点、英検の級…)によって必要語彙数は変わってきますが、「2000語」を目安に覚えておくことをお勧めします。

 

試しに、みなさんが持っている大学受験用の単語帳の収録語彙数を調べてみてください。大体の単語帳は「2000語」前後をベースに作成されています。代表的な単語帳を挙げてみると…

  • DUO 3.0    → 2600語
  • 単語王     → 2202語
  • 鉄壁      → 2146語
  • システム英単語 → 2021語
  • ターゲット   → 1900語
  • DATABASE 4500 → 1750語
  • ※全て見出し語の語彙数のみ

 

どうですか? だいたいが2000語前後なんですね。ここに載っている語数は全て「見出し語」のみです。派生語をカウントすれば、それぞれ数倍の収録語彙数があります。

 

単語帳の特徴やオススメの暗記法については、以前のブログでシリーズ化しているので是非とも読んでください!(>>> 単語帳・熟語帳とのつき合い方シリーズ Vol.1

 

◆なぜ2000語なのか?

この「2000語」という語数。不思議と昔から耳にしていたのですが、なぜ使用されているのか不思議に思ったので調べてみました。主に2つの視点があるようです。

 

1つは、会話のほとんどを占めているのが2000語であること。

もう1つは、辞書の説明がコアとなる2000語で書かれていること。

◆会話に必要なものが2000語

文科省の発表資料にもあるのですが、話し言葉の90%程度は2000語で占められているようです。英語関連本でも「中学英語で会話をする」といったものが出版されているのを目にしたこともあるでしょう。

中学英語で、だいたい1500〜1600語の単語と300程度の慣用表現を学びます。また、中学卒業レベルとされる「英検3級」での要求される語彙数もだいたい2000語です。

(文部科学省 教育課程部会 外国語ワーキンググループ 第4回 平成27年12月21日 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/058/siryo/attach/1365551.htm

 

 

◆辞書での説明は2000語で十分

さらに、辞書で使用される語彙として“Defining Words”があります。これは単語を説明する際に使用される基本語彙のことで、これがおおよそ2000語からなっているのです。例えば、vocabularyという単語を引いてみると、、、

 

longman

vocabulary : all the words that someone knows or uses

(語彙:知られている、もしくは使われている全ての単語)

 

と、出てきます。非常にシンプルな英語ですね。つまり、辞書の説明に使用されているのが約2000語で、この語数があればほぼ全ての事象は表現できるということになります。

どうやらLONGMANという有名な辞書の“The Longman Defining Vocabulary”が代表格のようです。

 

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さて、いろいろと話をしましたが、今回はここまでにします。

ここまでスペースを割いたのも、やっぱり語彙力って大事だからです。その分、いろいろな勉強法が紹介されているわけですが、自分に合っているやり方を見つけてください。

 


★☆ 今回のまとめ ★☆

・「英語力を伸ばす4つの要素」を意識しましょう

・自分の学習スタイルを振り返る習慣を持ちましょう

・英単語は、まずコア2000語!


 

次回は、「英語力を伸ばす4つの要素」の残りの3つを紹介します!

 

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