こんにちは!
Star Brain Academy の津久井(つくい)です。
4回目になる「スターブレイン アカデミーの挑戦」シリーズ。
今回をシリーズ最後の投稿と考えています。
昨年度で “ 合格率100% ” を達成できなかったことで
自分たちのあり方を見直し、新しい挑戦を続けています。
「21日間チャレンジ」を紹介し、
「夏休み500時間チャレンジ」を紹介しました。
シリーズ最後の今回は
「志望校チャレンジシート」
を紹介します。
…そうですね、
全てに「チャレンジ」入ってます(笑)
Star Brain Academy の2018年度 流行語大賞です。
実は、「志望校チャレンジシート」は
昨年でもすでに使用していました。
ただ、ツールの存在とツールの有効性は
必ずしも一致しません。
今回は、その辺りに焦点を当てて展開します。
具体的には、以下の流れでお話をします。
1.「やる」という意思を持つこと
2.「何を」という現実を知ること
3.「どのように」という道筋を作ること
それでは、本編です!
ある生徒との面談の話です。
この生徒も受験生。
ただ、どこかまだ受験生になりきれていません。
ふだんの勉強を見ていても
気分に左右される日々。
計画を一緒に練っても
どこか他人事。
そんな状況に危機感を抱き
面談を実施しました。
「◯◯大学に行きたいんです」
「だから、△△△が必要だと思ってて
◻︎◻︎◻︎をやらなきゃいけないんです」
お分かりでしょうか?
この生徒の言葉は全て
“want” と “should” で構成されています。
そこに “do” は存在しません。
志望大学への「憧れ」はあれども
そこに至る具体的アクションがありません。
だから「したい」「すべき」は語れても
「する」という言葉は出てきません。
言葉というものは不思議なもので
意識的にであれ、無意識であれ
発した言葉は、発言者に影響を及ぼします。
ですから、Star Brain Academy では
生徒の発する言葉を意識して聞いていますし
生徒にも「前向きの言葉」を発するように促しています。
この話は、今回のテーマでは無いので
別の機会で紹介します。
さて、この生徒にしたアドバイスは1つ。
「自分の人生。どう “する” かを、まず決めなさい」
ツールがあり、ノウハウがあり
一緒に学ぶ仲間がいても
結局、やるのは、本人です。
「やる」という意思決定と同時に必要なのは
ゴールとスタートのギャップを知ることです。
つまりは、
ゴール:過去問の傾向
スタート:現段階の学力(解ける問題)
ギャップ:合格のために埋めるべきもの
の3つです。
私は予備校でも教えていますが
予備校で感じる違和感として
「過去問を解く時期が遅い」
というものがあります。
もちろん、科目や状況によって変わりますが
ゴールも、スタートも知らない状態で
ガムシャラに勉強をしている人が多い気がします。
ですから、Star Brain Academy では
遅くとも、夏休みには過去問を解いてもらいます。
その段階で、問題が解けなくてもいいのです。
自分が受けたい大学が何を求めていて
今の自分に何が足りていなくて
合格には、どの科目・分野で
どのくらいの得点を取れば良いのか。
実際のところ、過去問を解くというのは
精神的に辛いものがあります。
時として、大きなギャップを見てしまいますが
ギャップを見ずに進むことの方が
大変な現実が待っている可能性が高くなります。
最初にも話したように
「志望校チャレンジシート」は昨年度でも実施していました。
しかし、ツールの有用性だけではなく
使う人のマインドのあり様で
結果は大きく左右されてしまいます。
しかも、シートを使う生徒以上に
私たちのマインドの重要性を感じました。
今年度、自分たちのあり方を見直してきました。
「こうすればよかった」と言う反省だけでなく
「だからこうする」という対策を講じ
カイゼンを繰り返して、より良くしてきています。
と同時に
ツールやノウハウだけでなく
自分たちのマインドに関しても
日々見直し、カイゼンを加えていく。
そのことの重要性を痛感しました。
さて、「スターブレイン アカデミーの挑戦」はまだまだ続きますが、
このシリーズはここで終わりにしたいと思います。
今回の話に出てきた「メンタル」。
メンタリストであったり、レジリエンスであったり
マインドフルネスであったり
最近、「精神面 」を重視した流れができているようです。
Star Brain Academy では
受験におけるメンタルの重要性を確信して
長年、メンタルの拡充に努めてきました。
今回までが「ツール」の話を中心にまとめたので
今後は、「メンタル」の面での話を進めていこうと思います。
それでは!